MacTex2010で構築したtex環境でjbibtexが使えない件

homebrewを使ったtex環境の整備<出オチ>

前回のエントリにあるとおり,homebrewでtex環境を整えようとしました.

$ brew install tex
Installing TeX from source is weird and gross, requires a lot of patches,
and only builds 32-bit (and thus can't use Homebrew deps on Snow Leopard.)

We recommend using a MacTeX distribution:
http://www.tug.org/mactex/

なななんと・・・
パッケージ管理のくせに,よそのバイナリ使ってインストールしろ,と.
斬新なパッケージ管理だなぁ.

MacTex2010のインストール

MacTexはTexディストリビューションMac版であり,*tex一式とTexShopというtexエディタをごっそりインストールしてくれる,ありがたいパッケージです.
http://www.tug.org/mactex/
あとはここからダウンロードしてインストールしてみてください.

MacTex2010でインストールしたtex環境の日本語対応

文字コード関連でいくつか設定があります.詳しくは下記のHPを参照してください.
http://www.clas.kitasato-u.ac.jp/~fujiwara/MacTeX/MacTeX2010.html

jbibtexが使えない

本題.
卒研のときからずっとbibtexを使った文献管理をしていて,今書いている論文ももちろんbibtexを使っています.
今回構築したtexshopの設定でjbibtexを使うように選択すると,bibtexのタイプセットを行ったときに/usr/texbin/jbibtexなんてありません!とエラーを吐いてきて,さて困った.
実際に/usr/texbin/を見ると,確かにjbibtexがなく,いったいどういうこと?という状態に.

調べてみると,2009年の7月にjbibtexはpbibtexに変更になったそうな.なるほど,texshopの方が対応できていないということですね.
pbibtexは,実質的にjbibtexと一緒らしいので

$sudo ln -s /usr/texbin/pbibtex /usr/texbin/jbibtex
$ ls -al /usr/texbin/jbibtex
lrwxr-xr-x 1 root wheel 7 11 ** **:** /usr/texbin/jbibtex -> pbibtex

こういう状態に.
これでtexshopからタイプセットすると,無事に日本語bibtexも扱えるようになりました.