Camera-Readyに関するTopics

そんなことから,今日がCamera-Ready原稿の提出締め切りで,いろいろそのための作業をしていた.また調べるのが嫌なので,ここにCamera-Readyの提出時にやった作業とかをまとめておく.

なお,前提としてOS環境はMacOSX 10.5, Tex環境はtexshoplatexである.

Letterサイズでのpdf出力

いつまでたってもSI単位系に適用できないアメリカンだが,論文の世界でも彼らの常識,Letterサイズでpdfを作成し提出しなくてはイケナイ.
僕の環境では,

\pdfpagewidth=8.5truein

とか書くとコンパイルエラーになるので,至極やっかいである.
これは,dvipdfmというdviからpdfに変換するプログラムに

$ dvipdfm -p letter hoge.dvi

と渡せばいいらしいが,texshopがわざわざpdf出力までやってくれるのに,いちいちコマンドを打つのはメンドクサイ.
ということで他の方法を調べたら,ソース(.texファイル)に

\special{pdf: pagesize width 8.5truein height 11.0truein}

と書けば,このオプションがtexshopからdvipdfmに渡されるらしく,texshopから一発でLetterサイズのpdfを作ることが可能になった.
これを確認するためには,preview.appで印刷を試みたときに,用紙設定が「レターサイズ」になっていればOK.

fontの埋め込み

僕の環境では,本分に関しては何もしなくても埋め込みになっていた.
ただ,図表に用いたepsファイルに関して,いくつか注意点があった.

epsファイルはベクタ形式で図を保存するフォーマットだ.
ここで図に文字が含まれる場合,保存の際にフォントを埋め込むようなオプションを指定しないと,フォントは埋め込まれない.
例えば,Windowsで図を作成し,MacOSX環境でpdf化する際,Windows限定のフォントを用いていると,上手くコンパイルできない可能性がある.

ということで,texコンパイル時にフォント関係のエラーが出たり,フォントの埋め込みが完全ではなかった場合,この辺をまず疑うとよさそう.

ちなみにフォントがちゃんと埋め込まれているか確認するためには,pdfのプロパティを見よう.
でも僕はよくわかんなかったので,http://pdf.printjapan.com/というサイトでチェックした.