研究室ネットワーク再構築の覚え書き

今動いているサーバ&ネットワークは「動いているから手を出すな」ポリシーに沿って稼働しているため,誰も全貌を把握していないステキなシステムとなっていた.
これをゴリゴリとリプレースしていくのがここ1ヶ月の作業.研究会の原稿やなんやらと並行してぼちぼちと.

なかなか手順が面倒なので,覚え書きとしてここにも書いてみる.

まず現状把握

  1. 動いている機能の把握
  2. サービスの依存関係の整理
  3. セキュリティ的にヤバいところの洗い出し
  4. クリティカルサービスの洗い出し

次に代替システムの準備等

  1. 新サーバのセットアップ
  2. 代替サービスのセットアップ
  3. ネットワーク(DMZ等)の構築などなど
  4. バックアップに関する調整,バックアップの運用テスト

上の人に相談すべきところ

  1. 研究室のネットワーク環境

調べるより聞いた方が早い.足りないところを調査

  1. 外部への申請がありそうな,DNSなどの変更について
  2. サーバ&サービスのセキュリティの落としどころ

落としどころは,上の人にOKをもらうことで責任回避とリスクについての報告とする.
ただ働きで責任追わされるのは勘弁ですよね.想定されるリスクについては,考えられる範囲でいいので報告をちゃんとする.

  1. 設定の作業量と,それによる利点が分かりづらいときには相談

直感的に分かりやすくなる,を実現するために大幅の設定変更が必要な場合もある


今回だと,DMZの導入(存在しなかった)だとか,機能別にVMに分けて管理など(メインサーバで何が動いているか誰も把握していなかった)結構めんどうだけどやりがいのある内容となっている.


この次は,

  • 重要度の低く,独立性が高いサービスから順次移行

というフェーズに入るのだが,こちらは未了のためまた今度書く,
予想している問題としては

  • ここで,バージョンの違い等の問題が出てくる感じ
  • DMZ<->Trustedの通信ポリシーに起因する問題

LDAPとかはTrustedにおくので,その辺ちゃんと設定しないと・・・